新人編集者の一日

  • 編集部

マンガ編集者は、人気作品の裏側で作家と読者をつなぐ“物語の橋渡し役”。
でも実際に何をしているのかは、なかなかイメージしづらいかもしれません。
今回は、編集部に配属されたばかりの新人・Aさんの1日を追いかけて、編集者のリアルな仕事の流れをご紹介します。

1日のスケジュール

10:00 出社・始業準備【メールチェックと優先順位付け】

編集部員の出社時間は人や日によってさまざまですが、この日のAさんは10時に出社。
オフィスに着いたら、まずはメールのチェックから一日が始まります。
Aさんはまだ個人で担当している取引先はありませんが、先輩編集と一緒に対応している作家さんや取引先があります。
そのため、まずは緊急の連絡が入っていないかを確認し、スケジュールに影響が出ないかをチェックします。
マンガ制作は、一つの作品が完成するまでに本当に多くの人が関わる仕事です。
ネーム・原稿・デザイン・校正など、どれか一つの工程で問題が起きると、他の工程にも影響が出てしまうこともあります。
だからこそ、日々の細かな確認作業がとても大切です。
幸い、現在進行している工程での連絡はなし。
もし何か問題が発生した場合は、関係者にすぐ連絡を入れ、スケジュールの調整や対応方針を決めていきます。
一見地味に見えるこの確認作業も、作品を予定通りに世に送り出すための欠かせない編集の仕事のひとつです。 

10:30 連絡・調整業務

先輩社員と一緒に、別の案件を打ち合わせ。
誰に何を依頼すべきかを整理し、自分なりの方法でスケジュール管理します。
AさんはGoogleカレンダーを使用。月間の予定がひと目でわかるので便利です。
この日は締切が近い作家さんに対して、先輩の指示を仰ぎつつ、進捗状況の確認連絡を入れました。

11:00 ネームのチェック

ネームのチェック

「ネーム」とは、キャラクター配置やセリフをざっくり描いた下書きのようなもの。この段階でアイデアや修正を加え、全体の流れを決めてから作画が始まります。
この日は先輩が担当する作家さんからネームが届き、Aさんは気になった部分をメモして報告。
「吹き出しが入るとキャラクターが見えにくくなりそう…」など細かいポイントも見逃しません。
先輩と一緒に内容を確認し、後日作家さんにフィードバックする予定です。

13:00 お昼休憩

お昼休憩

午前の業務が一段落したのでお昼休憩へ。今日は福利厚生でお弁当が支給される日です。
オープンスペースでお弁当食べながら、違う部署の社員と会話を楽しみ休憩時間を過ごしました。

14:00 作家さんへのお声がけ

新人編集者の重要な仕事のひとつが「作家さんへのオファー」。
作品を一緒に作ってくれる作家さんを探し、SNSやイベントなどで丁寧に声をかけます。
この日は以前から気になっていた数名の作家さんにオファーを実施。
ただ連絡するだけでなく、得意分野や過去の作品をチェックし、一人ひとりに合わせて提案するのがポイントです。
リアルなイベントや業界の集まりでも、作家さんへの声かけを行うことがあります。

16:00 指定作業

指定作業

「指定」とは、マンガの文字をどのように表現するかを指示する作業のことです。
実は、文字の大きさや種類は、物語の情報や感情を正確に伝えるために欠かせない要素です。
たとえば、緊迫した場面や感情を込めた叫び声には、太くて大きな文字を使うことで迫力が伝わります。

また、「特定の漢字はすべてひらがなで表記する」など、会社やレーベルごとに定められたルールがある場合もあります。
このように、「指定」は編集者にとって基礎的でありながらとても奥が深くやりがいのある仕事です。
Aさんも現在、先輩社員から任されたネーム指定に挑戦中。
文字の種類指定だけでなく、連載作品ならではの“表記ゆれ”にも注意を払いながら取り組んでいます。
作業のポイントは、複数回チェックするたびに見る視点を変えること。
1回目は文字だけ、2回目は絵とのバランス、といったように焦点を変えながら確認を重ね、完成度を高めていきます。

18:30

今日学んだことをノートで振り返ります。
ぶんか社では研修期間中、毎日の学びを報告する文化があり、
Aさんは配属後も自主的に振り返りを継続中です。学んだことや改善点を可視化することで、次の業務に活かせます。

19:00 退社

今日の業務は終了!
オンオフの切り替えをしっかり行い、メリハリをつけることも仕事では重要です。

以上、新人編集者Aさんの、とある1日の様子でした。
この日は社内でコツコツと手を動かす作業が中心。
まだ担当作品を持つ前の新人時代は、先輩編集のサポートや作家さんへのオファー活動、そしてこの日はありませんでしたが社内打ち合わせへの同席などが主な仕事になります。
やがて自分の担当作品を持つようになると、取材や作家さんとの打ち合わせ、イベント参加、業界の集まりなどで外に出る機会もぐっと増えていきます。
少しずつ「編集者」としての視野が広がっていくタイミングでもあります。
今後の成長の姿が気になった方は、ぜひ「社員インタビュー」ページもチェックしてみてください。
すでに独り立ちしている編集者ややベテラン編集者たちが、リアルな日常や仕事のやりがいを語っています。
漫画編集という仕事に少しでも興味がある方は、きっとヒントが見つかるはずです。

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