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プライバシーポリシー自分の「好き」と作家さんの「描きたい」を掛け合わせてヒット作を生み出す喜び

「読む側」から「作る側」へ。ゼロから形にする仕事への挑戦
出版業界を目指したきっかけと、ぶんか社への入社を決めた理由を教えてください。
もともと大学では日本文学を専攻していて、古典や近代文学を学んでいました。昔から本や漫画が好きだったので、将来は何かしら「本」に関わる仕事がしたいと漠然と考えていました。最初は図書館司書なども視野に入れていたのですが、就職活動を進めるうちに、完成した本を並べて紹介するだけでなく、中身を作ることに携わりたいという気持ちが強くなり、出版社を志望するようになりました。
漫画の出版ができる会社をひたすら探して受けていく中で、ご縁があったのがぶんか社です。選考が進む中で改めてぶんか社の出版物を調べてみたとき、「あ、以前読んだことのあるこの作品もぶんか社だったんだ!」と気づくことが多く、自然と親近感が湧いたのを覚えています。
現在の業務について教えてください。
現在はティーンズラブ(TL)コミックの編集を担当しています。主な業務は、作家さんのスカウト、企画の立ち上げ、プロットやネームのチェック、そしてコミックスの制作進行です。 入社してから3年目くらいまでは、ネームやプロットを先輩方に見てもらいながら仕事を進めていましたが、現在は独り立ちして、自分の担当作家さんを持ちながら、時には後輩の指導も行っています。
数字と反響が自信に変わる瞬間
仕事をしていて、特にやりがいを感じたエピソードはありますか?
一番嬉しかったのは、自分がゼロからスカウトして連載をお願いした作家さんの作品が、電子書店の売上ランキングでトップ10に入った時です。最近の傾向として、話数が溜まってから一気に読まれることが多いので、あえて連載の話数を長めに設定し、読者が一番盛り上がる「焦れったい展開」を丁寧に描いてもらう戦略をとることに。さらに、作家さんの華やかな絵柄を活かした魅せ方を意識した結果、数字として大きな反響を得ることができました。先輩方からも「あの作品売れているね」と声をかけていただけて、自分の感覚と戦略が間違っていなかったんだと自信になりました。
また、担当作品が紙の単行本になる時も感慨深いですね。紙コミックスの進行は半年近くかかりますし、帯のキャッチコピー、表紙デザイン、書店の限定特典など、電子とはまた違ったこだわりポイントがたくさんあります。デザイナーさんに発注して、自分の想像以上に素敵な表紙が仕上がり、それを作家さんに喜んでもらえた時は、「良い仕事ができたな」と達成感があります。
逆に、編集者として難しさを感じるのはどんなところでしょうか。
やはり「作品づくり」の正解のなさですね。ネームをチェックしていて、「筋は通っているけど、どこが盛り上がる部分なのかわからない」「メリハリがない」と感じることがあります。でも、それをそのまま伝えても作家さんは困ってしまいますよね。「読者はこういう展開を求めているから、ここはもっと描写を足そう」「このシーンは短くまとめてテンポを良く読みやすくしよう」など、なぜそうするべきなのかを言語化して伝える必要があります。作家さんの「描きたいもの」と読者が「読みたいもの」その二つのバランスがとれた「一番良い形」を探して、より良い作品に導いていく作業は、今でも悩みながら向き合っています。



日常のすべてをヒントに、自信を持って送り出せる一冊を作る
ぶんか社の働く環境や、職場の雰囲気について教えてください。
入社前は「編集者は朝から晩まで缶詰で激務」というイメージを持っていたのですが、実際はかなり自由度が高いです。裁量労働制なので、11時や12時に出社する人も多いですし、自分のスケジュールに合わせて柔軟に働けます。私は早起きが苦手なので、この環境には本当に助けられています。
編集部内も、先輩・後輩関係なくフラットに相談できる雰囲気です。私は異世界系のTL作品が好きで、ドレスやパーティーの描写にテンションが上がるのですが、そういった「好き」を共有しながら楽しく仕事をしています。
今後の目標を教えてください。
まずはもっとヒット作を出して、編集者としての「自信」と「実績」を積み上げていきたいです。今はまだ、上司や先輩のアドバイスに助けられている部分もあるので、自分の感覚だけで「これはいける!」と確信を持って進められるようになりたいですね。ゆくゆくは、自分が手掛けた作品が大ヒットして、メディア化されるような未来を作りたいです。
最後に、今後の目標と学生の皆さんへのメッセージをお願いします。
学生の皆さんへ伝えたいのは、「言語化する力」と「インプット」の大切さです。編集者は、感覚を言葉にして作家さんに伝えなければなりません。そのために、今のうちからたくさんの作品を読んで、(読者視点に立つことも大事なので純粋に楽しみつつ、)なぜ面白いのかを考える癖をつけておくと良いと思います。また、漫画に限らず、電車の広告やSNSのバナーなど、日常のあらゆるものから「あ、この構図は使えそうだな」と引き出しを増やしておくことが、将来きっと役に立つはずです。



1日のスケジュール
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業務開始日によって違いますが、11時から12時あたりに出社することが多いです。
出社したら作家さんや社内からの連絡を確認して、今日やることを整理します。
各電子書店のランキングもチェックします。 -
定例会議週に一度、編集部全員が集まって共有事項や雑誌の執筆進捗などを確認します。
新連載企画の相談もここで行います。 -
ランチひと段落ついたところで外へ食べに行ったり、近くのお店で買ってきたり、その日の気分で決めています。
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ネーム等のチェック作家さんからいただいたネームやプロットをチェックします。
確認後は電話やメールで作家さんとお打ち合わせし、イメージをすり合わせます。 -
入稿・校正原稿にセリフを入れたり、誤字脱字や小物抜けがないかなどを念入りに確認します。
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帰宅仕事の区切りが良いところで退社します。
残業することも、私用に合わせて早上がりすることもあります。






