ぶんか社 採用サイト

INTERVIEW 04

『王道がない』からこそ広がる
無限の可能性

――入社の理由について教えてください。
ズバリ「大好きな漫画に関わる仕事がしたかったから」です。子供の頃からクリエイティブなことが好きで、ずっと作品づくりに携わる仕事をしたいと思っていました。その中で、ぶんか社に入社を決めた理由は、何よりも『コンテンツの独自性』に強く惹かれたからです。転職先を探していた当時、ぶんか社が刊行している作品に、他の出版社にはないユニークさと発展性を感じました。作品のラインナップが多種多様で、正直なところ「いい意味でまとまりがない」。
逆にいえば、『王道がない』からこそ、無限の可能性が広がっているのだと思います。他社と比べ、ぶんか社の作品群には編集者の裁量の自由度を感じ、非常に魅力的でした。さらに、会社全体に「やりたいことをやれる」という風土が根付いていることも、入社を決意する後押しとなりました。私自身もこの環境でなら、本当にやりたいことに挑戦できると感じています。

私を変えてくれた作家との
素晴らしい出会い

――入社当初はどのような仕事をされていたのですか?
主に先輩のお手伝いがメインでした。具体的には、作家さんのもとへ原稿をいただきに伺ったり、DTP用の文字起こしをしたり、ネームに写植指定を入れたりと、編集者としての基礎的な業務を経験していきました。
当初は作家さんへの執筆依頼はしていませんでした。もちろん、「やってみたい」という気持ちはあったのですが、当時の自分には覚悟や力が十分ではないと感じていたんです。先輩方から「新作、手がけてみたら?」と声を掛けていただくこともありましたが、それでもなお「中途半端な能力で作家さんの人生を背負うことはできない」と感じていました。
そこから、作家さんとの仕事に踏み出すことになったきっかけは、タイミングと、ほんの少しの勇気でした。当時、新人漫画家向けのコンテストがあり、そこで素晴らしい出会いがあったんです。私が「手がけてみたい」と思っていたジャンルと、「描いてみたい」と思うジャンルが、ぴたりと一致する作家さんと出会うことができたんです。それをきっかけに、編集者として大きな一歩を踏み出すことができました。作家さんの「こういう作品を描きたい」と、私の「こういう作品を世に出したい」を、どう擦り合わせていくか── そのやり取りそのものが、編集という仕事の核なんだと実感し、とても面白いと思いました。
さらに思い至ったのは、この仕事には正解がない、ということです。試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ形にしていく。その過程にこそ、編集という仕事の奥深さとやりがいが詰まっているのだと思います。

「自分を信用しない」姿勢

――その後、新レーベルに参画されたそうですが、意識していたことはありますか?
「自分を信用しすぎない」ということですね。言い換えれば、自分の判断や作業に対して、常に疑いの目を持ち、確認を徹底するようにしています。たとえば、漫画のネームチェックでは、「どこかに見落としがあるかもしれない」という前提で一つひとつ丁寧に確認をし、なるべく多くの提案を作家さんにするようにしています。また、提出する書類についても、「必ず何かミスが潜んでいるかもしれない」と考えて、細心の注意を払って見直すようにしています。
たくさんのタスクを抱える中では、こうした対策がミスの防止につながりますし、結果的に仕事のクオリティを維持することができます。その積み重ねが信頼につながり、作家さんをはじめとする周囲からの評価にも結びついてくるのではないかと感じています。

―― 今後、挑戦してみたいことはありますか? また、どのようなキャリアを思い描いていますか?
立ち上げてみたいレーベルの構想もありますし、編集者としてやりたいことはまだまだたくさんあります。
ぶんか社には、マネジメントの方向に進むキャリアパスと、スペシャリストとしてスキルを磨きながらステップアップしていくキャリアパスの二つがあります。私は、自分自身の志向や強みに合っていると感じる、後者の道に進みたいと考えています。ぶんか社には、個々の挑戦を応援する環境が整っているので、自分にとって自然にフィットするキャリアを見つけることができるのではないかと思っています。

1日のスケジュール

11:00

出社

11時に出社。まずはチャットやメールを確認します。
内容にもよりますが、返信の文面を考えるだけでも意外に時間がかかります。
また以下に1日の流れを記載してはいますが、基本的にルーチンはないので、自分で仕事に優先度をつけて臨機応変に対応していきます。

12:00

提出物のチェック1

部員の提出物(契約書、帳付、企画書など)をチェックします。
込み入った書類の確認は、集中力が高いうちにチェックするようにしています。

13:00

昼休憩

最近は土日に作って冷凍させておいた弁当を持ってくることが多いです。
昼休憩が14時・15時くらいになる日もあります。

14:00

提出物のチェック2

昼食前に見終わっていない書類があればチェック。他にも部員が担当している作品のネーム(漫画の下書き)確認や校正をします。

15:00

自分の担当作品対応1

自分が担当している作品のネームがあれば確認作業(1回目)を行います。
原稿の場合は入稿作業を、校正用データが出ていれば校正作業を行います。

16:00

会議・打ち合わせ

他部署や社外の方と会議をします。
各作品の売上報告を受けたり、他社さんの人気作品を把握したり、営業部と打ち合わせも行います。

17:00

自分の担当作品対応2

担当作品の2回目のネームチェックを行います。1回目からは少し時間をあけて見るように意識しています。
本当は1回で完璧にできるといいのですが、私は「自分を信用しない」を合い言葉にしているので、必ず2回以上は見るようにしています。

18:00

作家さん探し

インターネットで、漫画家さんや面白そうな原作作品を探します。

19:00

提出物のチェック3

最後に、自分の仕事を片付けている間に出てきた部員の提出物をチェックします。

20:00

退社